2021/07/27 07:05

自己紹介の時に、おむつなし育児の講座をしていますっていうと、一瞬その場の空気が変わります笑。


えっ?赤ちゃんにおむつ、使わないんですか?

え?垂れ流しなんですか??


いえいえ、実は全然そんな事はなくて、名前のインパクトだけが独り歩きしてます。

そこで今日は、簡単におむつなし育児とはどんなものかを紹介しますね。



私が、赤ちゃんの排泄を勉強した『おむつなし育児研究所』というところは、トヨタ財団の研究助成「赤ちゃんにおむつはいらないー失われた身体技法を求めてー 研究代表者三砂ちづる」による『おむつなし育児研究メンバー』により、2009年に設立されて任意団体。

赤ちゃんの排泄という切り口から、健康で心豊かな子育てをしたいと願う家族と、子育てに関わる専門職とをサポートする事を目的として活動していて、ウェブサイトでの情報提供や、講演会、講座、研究、出版、及び全国でおむつなし育児を推進する人達と連携して活動を行なっています。


おむつなし育児研究所の和田智代所長は、元保育士。その後、母子保健事業を世界の発展途上国で支援や研究をされていた経緯があります。和田先生の発信は、子どもや子どもの排泄に関わる過去の研究や歴史、時代背景、そして、発展途上国での知識と経験をもとに講義をしてくださるので、俯瞰的に子どもの排泄を捉える事ができます。


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特に、発展途上国の子どもの排泄に関する実情を知ると、日本の方が子どもの排泄は発展途上、いえ、子どもの排泄機能は右肩下がりなのでは?と感じることも。

なぜなら、発展途上国では、紙おむつや清潔な水、下水道の設備が整っている事は、とても裕福なこと。そう言った状況のなかで、いかにお金や資源をかけず、必要最低限の援助で子どもを育てるかという事に視点をおいて見てみると、赤ちゃんの頃から、“赤ちゃんがおしっこをしたそうなタイミング”で、おむつの外で排泄させてあげることが、親子共にその地域で生きていくベストな方法。

そんな営みの中で、発展途上国の子ども達は“自分のおしっこのしたいタイミング”を、経験から得ていきます。

この“必要最低限の援助”というのは、赤ちゃんがおしっこをしたそうなタイミングで、おむつの外(トイレや家の外)で排泄をさせてあげること。赤ちゃんがおしっこがしたそうなタイミングを、大人が掴むという事が大事です。

赤ちゃんって、おしっこしたそうのタイミングなんてあるの?!ってビックリすると思うのですが、私のおむつなし育児の講座は、おむつの実験を行なっているので、おむつという道具がどれほど便利なものかよく分かって頂けると思います。

赤ちゃんの表情、動き、タイミング…などを、どうやって掴んでいくかというと、ご自身の“目で見て手で感じる”といういたってシンプルなもの。

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看護の看という字は、手と目でする仕事。

だから家庭にいるお母さんは、誰でも家族の看護師だ。

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私が看護師をしていた頃に、そんな言葉に出会いました。だから、誰でも簡単に出来るし、意識しなくても本当は自然と出来ているものです。


昔からある、手と目をかける我が子が愛おしく思える育児がおむつなし育児。そんな古くも新しい育児の香りを、あなたも挑戦して感じてみてくださいね。


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今日も、赤ちゃんのおしりが世界をまあるくする。